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男性も野菜を積極的にとって、大腸がんを予防しよう

大腸がんを予防 がんも生活習慣病の1つに数えられていますが、中でも大腸がんは遺伝性のものを除き、食生活が深く関わっているがんです。男女差は徐々に少なくなっているものの、まだ男性の罹患者数のほうが多く、特に直腸がんにおいてその傾向が顕著です。

食生活の欧米化が招いた大腸がん

大腸がんは、結腸がんと直腸がんの2つに大別されますが、日本人では肛門に近いS字結腸と直腸にがんができやすい特徴があります。

もともと日本には少ないがんだったのですが、食生活が欧米化したことで急増し、現在では部位別がんにおいて女性で2位、男性でも胃がんと肺がんに次ぐ3位にまで上昇しています。 また2020年ごろには、男性でも胃がんを抜いて2位になると予測されているほどです。

大腸がんは遺伝的な要素も強いがんといわれ、特に若いころから多数のポリープができる人は発症するリスクが高いことで知られています。ただし多くはやはり生活習慣から来るものであり、特に食物繊維の減少と動物性脂肪の過剰摂取が問題視されています。

つまり排便をうながす食物繊維をとらなくなり、腸内に長くとどまる動物性脂肪を多くとるようになったことで、腸内環境が悪化したことが大きな原因です。

肉類を控え、男性も野菜をとろう!

肉食の他にも、喫煙や飲酒が重要なリスクファクターであることから、総じて男性のほうが大腸がんを発症しやすいと考えられます。特に直腸がんにおいて男性の発症率が高いのですが、結腸がんも肉類の摂取によってリスクが上がることが分かっています。 国立がん研究センターの発表によれば、肉類を毎日100グラム以上摂取する男性では、それ未満の男性よりも結腸がんのリスクが44パーセントも高くなるとのことです。

特に男性の場合、女性ほどサラダや豆類をとらない人が多いことから、食物繊維不足になりやすいと考えられます。ぜひ大腸がん予防のためにも、腸をきれいにしてくれる野菜を積極的にとりたいものです。

また大腸がんは、肛門から近ければ近いほど症状が出やすい傾向が見られます。特に直腸がんの場合、排便時の出血や、便秘と下痢を繰り返すなどの症状が現れやすいため、おかしいと感じたら放っておかずに一度受診するようにしましょう。 ちなみに出血があっても痔をわずらっている場合は見逃しやすいのですが、痔の血は真っ赤な鮮血が多いのに対し、大腸がんの場合はやや赤黒い血が多いのが特徴です。

何より確実なのは、年に1度の検査を受けることです。2日分の便を採取して、血の有無を調べる「便潜血法」がもっとも簡単で有効性も高いため、40歳を過ぎたら必ず受けるようにしましょう。 また家族に既往歴がある人は、できれば定期的に腸の内視鏡検査も受けるとより安心です。