HOMEHOME →男性生活習慣病の特徴 →男性と高血圧

男性と高血圧

男性と高血圧 生活習慣病の中でも、もっとも罹患者数の多い高血圧ですが、男女比でいうと男性のほうに多いのが特徴です。

特に若い世代~中年世代にかけては圧倒的に男性の割合が高く、そこには内臓脂肪のつきやすさが関係していると考えられています。

内臓脂肪による肥満は、血圧を上げてしまう!

2015年に厚生労働省がおこなった 調査 によると、日本では収縮期(最高)血圧の平均値は、男性135.3mmHg、女性128.7mmHg という結果で、この10年間で男女ともに低下しているとのことです。

また、収縮期(最高)血圧が 140mmHg 以上の者の割合は、男性 36.2%、女性 26.8%であり、こちらも10年間でみると、男女ともに有意に低下しているとのこと。

やはり男性の方が女性よりも血圧が高いという調査結果です。その原因の1つに、ホルモンの作用があります。女性ホルモンには血圧の上昇を抑える働きがあるため、閉経前の女性は血圧が上がりにくくなっているのが一因です。そのため閉経を迎えた後の50代では、高血圧の男女差は縮まっています。

一方の男性ホルモンには、筋肉量とともに内臓脂肪を増やす働きがありますが、これも高血圧の多さにつながっています。皮下脂肪と内臓脂肪の中でも、高血圧と関連があるのは内臓脂肪のほうです。

内臓脂肪が多いとアディポサイトカインという物質が異常分泌を起こし、高血圧や高血糖になりやすい状態を作ります。また何より肥満自体が高血圧の大きなリスクファクターとなるのです。

男性は女性よりも健康管理への意識が低い!?

肥満体型の人は、血中の中性脂肪が多く、血液がドロドロになっています。その血液が、脂肪によって圧迫された細い血管の中を通るわけですから、当然ながら血液を押し出すポンプである心臓にも負担がかかって高血圧につながります。

その点でも、男性のほうがリスクは高いといえます。というのも日本全体で見ると、女性は10年前、20年前と比べて肥満者数が減少している一方、男性では増加しているからです。特に40~50代の男性では、全体の3割以上を肥満者が占めていますので、それだけ高血圧のリスクも高まるといえるでしょう。

さらに男性の場合、女性ほど健康や体重の管理に励まないことも関係しているかもしれません。女性は総じて、美容のためにも肥満を避けようとする傾向が見られますが、特に働き盛りの男性はその意識が低い場合が多いですし、病院にもかかりたがらない人が多いものです。

40歳を過ぎたあたりから、なるべく家庭に血圧計を用意するなどして、自分の状態を把握するのも大切な習慣だといえそうです。