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生活習慣病は男性不妊の一因

生活習慣病は男性不妊の一因 男性が生活習慣病になると、生殖器官にも大きなダメージを受けます。

たとえば動脈硬化や糖尿病はEDの大きな原因となりますし、生活習慣病にかかっている男性では精子の造成に異常が起きやすくことも分かっています。

つまり女性のみならず、男性の生活習慣病も不妊のリスクを高めてしまうのです。

生活習慣病と男性不妊の関係

生活習慣病と性機能障害の関係は、色々と報告されていますが、中でも顕著なのは糖尿病です。

糖尿病になると、まず血糖値の高い血液によって血管が損傷を受けるため、動脈硬化が進んで血管性のEDになる確率が上がります。さらに毛細血管が詰まることで末梢神経に栄養や酸素が行き渡らなくなり、神経障害も起こりやすくなるため、神経性のEDになる場合もあるのです。

またEDのみならず、早漏などの射精障害を合併するケースもあります。たとえば糖尿病による自律神経障害のため、「逆行性射精」といって精液が膀胱のほうに逆行してしまう症状が出る場合もあるのです。

さらに男性不妊の原因の9割が、精子を作る機能が低下する「造精機能障害」だといわれていますが、このきっかけとしても生活習慣病が関わっていることがあります。
ですから中年以降で子どもを持つことを考えている男性は特に、日ごろから生活習慣病の予防に努める必要があるでしょう。

生活習慣病の予防は、そのまま男性不妊の予防につながる

不妊というとどうしても女性側に原因があると思われる場合が多いのですが、実際は不妊原因の約4割が男性側にあります。ですからなかなか子どもを授からないカップルは、ぜひ早めに夫も検査を受けることが望まれます。

男性不妊に関する研究はまだ十分でないのが現状なのですが、これに力を入れているオーストラリアのニューカッスル大学の研究によれば、不妊症の男性ではタンパク質シャペロンという分子が極端に少ないとのことです。
この分子は、射精後の精子を卵子のほうへと導く役割をしています。

そしてタンパク質シャペロンが少ない原因として、生活習慣が深く関わっていると推測されています。例えば喫煙や高カロリー食、紫外線や排気ガスなどによる酸化ストレスが関わっている可能性が指摘されています。

酸化ストレスは活性酸素の発生が原因ですが、不妊症のみならず動脈硬化や心筋梗塞などを引き起こすことも分かっており、生活習慣病のリスクファクターとしても知られています。

予防のためには何はなくとも禁煙すること、そして適正飲酒量を守り、動物性脂肪などを控えることも大切です。これらはいずれも、そのまま生活習慣病の予防にもつながるものばかりですから、男性不妊に悩む方はぜひ留意してください。