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生活習慣病のリスクを高める、男性更年期障害を見逃さない!

男性更年期障害 更年期障害というと女性のかかるものというイメージがありますが、実は男性にも起こり得ることが分かってきました。しかも生活習慣病のリスクを高める可能性も指摘されているため、さらなる認知の広まりが期待されます。

男性ホルモンが減ることによって、さまざまな不調が

男性更年期障害は、別名「LOH症候群」とも呼ばれます。男性ホルモンのテストステロンが減少することによって、心身にさまざまな不調が表れるものです。

テストステロンはおもに精巣から分泌され、20代ごろにピークを迎えます。その後は少しずつ減少していきますが、その量には個人差も大きく、中には70代を越えても若い頃と同じくらいの量が分泌される男性もいるようです。

しかし基準値よりも明らかに下回ってしまうと、LOH症候群となってさまざまな不定愁訴が表れるようになります。のぼせやほてり、イライラ感や抑うつ感といった女性更年期と同じ症状や、男性の場合はEDをはじめとする性機能の低下もその1つです。

また怒りっぽくなったり涙もろくなったりするなど、性格が変化する男性もいますし、抑うつ感がひどくなった場合はそのままうつ病へと移行するケースもあります。

特に中年以降の男性で、原因不明の不調に悩まされている場合は、男性更年期障害の可能性も疑ってみたほうがいいでしょう。

テストステロンの不足は、生活習慣病のリスクを上げる!

テストステロンが減少すると、生活習慣病にかかるリスクが高まることが分かっています。

たとえばテストステロンには骨を強くする作用があるため、減少すると骨粗しょう症になるリスクが高まります。また筋肉増強の働きもありますので、不足することで筋量が減って体脂肪が増加し、太りやすくなってしまうのです。 実際、ニューヨークの大学の調査によると、BMIの数値が高い男性ほどテストステロン値が低くなることが分かりました。

さらにテストステロンには血管を拡張する作用もあることから、減少することで動脈硬化が進む恐れもあります。つまりテストステロンには、男性の健康を維持する働きがあるといえるでしょう。

しかも女性更年期障害が、閉経ごろに起こる一過性のものであるのに対し、男性更年期障害は慢性化しやすいのも問題です。また閉経のように分かりやすいイベントがない上、まだ認知度自体が低いことから、みずから知識を身につけて対策する必要があります。

泌尿器科や男性専門のクリニックでは、血中テストステロン値を測る検査を受けられますし、結果によってはホルモン補充療法を受けることも可能です。ですからおもに40代以降の男性で「最近、何となく調子が悪い」と感じる方は、ぜひ一度調べてみることをおすすめします。