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命に関わる生活習慣病~心筋梗塞は男性のリスクが高い!

心筋梗塞 生活習慣病が進行すると、時に命の危険をともなう病気につながる場合があります。その1つが心筋梗塞で、男女比でいうと男性のリスクのほうが高いことが分かっています。

ある日突然、命の危機に見舞われる心筋梗塞とは?

心筋梗塞とは、心臓を取り巻く冠状動脈の血流が一部で途絶えてしまうために、心筋に栄養や酸素が運ばれなくなり、細胞が壊死してしまう病気です。 発作はある日突然起こることが多く、胸にするどい痛みを感じ、数十分以上続くのが特徴です。

一刻も早く処置をしなければ、どんどん心筋細胞が壊死してしまいますので、すぐに救急車を呼ぶ必要があります。また最悪の場合、意識を失って死に至るケースもあるのです。

年齢では高齢者に多く、また女性よりも男性のほうに多いとされています。おもな原因は動脈硬化ですから、加齢はもちろん生活習慣病による影響も大きいものです。

特に生活習慣病にかかると、中性脂肪やコレステロールから形成される「アテローム」という物質が血管に付着します。そして動脈硬化が進むうちにその膜が破れ、そこに血液成分が固まって血栓ができやすくなります。 これが大きくなって冠状動脈を完全にふさいでしまうと、心筋梗塞が起こるのです。

ですから高血圧や脂質異常症、糖尿病などの動脈硬化を促進させる生活習慣病は、心筋梗塞の重大なリスクファクターだといえます。しかも中年世代の男女で見ると、コレステロールが原因で起こる心筋梗塞は、男性のほうが多いことも明らかになっています。

テストステロン値の低い男性は、心筋梗塞のリスク増!?

また男性の場合、興味深いことに男性ホルモンのテストステロン値が低くなればなるほど、心筋梗塞のリスクが高まることが分かってきました。

テストステロンは筋肉や骨を強くし、男らしい体つきを作るほか、造血作用や動脈硬化の予防、また闘争心やチャレンジ精神などにも関わるホルモンです。思春期あたりから分泌が高まり、20代をピークとして、その後ゆるやかに減少していきます。

しかしその分泌量が平均値を下回ってしまうと、身体面、精神面にさまざまな不調が出てきます。これを「男性更年期障害(LOH症候群)」と呼び、おもに40代以降の男性における原因不明の体調不良の一因として注目されているのです。

実際、ある研究によると生活習慣病をわずらっている男性の中で、テストステロン値の低いグループはそうでないグループと比べて、心筋梗塞を発症する確率が4倍も高くなったことが分かっています。

LOH症候群の患者には、ホルモン補充療法もおこなわれていますので、気になる人は一度、泌尿器科や男性クリニックなどで血中テストステロン値を測定してもらうといいかもしれません。