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生活習慣病は進行する病気

生活習慣病は進行する病気 生活習慣病はある日突然発症するものではなく、長い時間をかけてゆっくりと血管の異常などが進んだ結果、症状として現れる病気です。

その間、およそ10~15年はかかるといわれています。

生活習慣病が悪化する5つの段階

生活習慣病が進行するプロセスを、厚生労働省はレベル1からレベル5までの5段階に分けています。現在の日本では、レベル1の人を見つけることを目的にさまざまな対策を練っているところです。

レベル1:メタボリックシンドローム予備軍

最初の段階は、生活習慣の悪化によって メタボリックシンドローム の前段階にある状態です。メタボリックシンドロームは生活習慣病の前段階といわれていますから、まさにごく初期の予備軍といえるでしょう。

欧米型の食事や運動不足、ストレスや喫煙、お酒の飲み過ぎや睡眠不足などによって、メタボリックシンドロームになるリスクが高まっている状態であり、この段階で改善できるのがもっとも望ましいとされています。

レベル2:メタボリックシンドロームの発症

レベル1の状態を放置した結果、内臓脂肪の蓄積が見られ、さらに高血圧・高血糖・脂質異常のいずれか2つ以上を合併したのがメタボリックシンドロームです。内臓脂肪の量をはかる目安として、男性では腹囲85センチ以上が基準となっています。

メタボリックシンドロームは生活習慣病の一歩手前の状態ですから、少なくともこの段階で適切な指導を受け、生活習慣を改善する必要があります。

レベル3:メタボリックシンドロームから生活習慣病へ

メタボリックシンドロームをも放置すると、やがて糖尿病や脂質異常症、高血圧症という病名のつく状態に移行します。立派な生活習慣病にかかってしまった状態です。

ここまでくると基本的に生活習慣の改善だけでは完治できないため、薬物治療などがおこなわれます。

レベル4:さらに重い生活習慣病の発症

レベル3がさらに進行すると、がんや心筋梗塞、脳梗塞といったより重篤な生活習慣病につながっていきます。また糖尿病では腎症や網膜症、神経障害といった合併症が見られるようになり、人工透析を受ける必要も出てきます。

この段階に至ると、基本的に完治は難しくなり、一生病気と付き合っていかなければならなくなります。

レベル5:

さらに状態が悪化すると、麻痺や歩行障害など、自力で動けなくなり寝たきりの状態になってQOL(生活の質)が著しく低下します。また最悪の場合は命を落とすリスクもあるのが、この段階です。

以上のような段階を追って、生活習慣病は悪化していきます。こう見ると、レベル1の段階でリスクを自覚し、生活習慣を改善することがいかに大切であるかが分かります。
そのためにも40歳になったら年に1度の健診を受けるのはもちろんのこと、30代ごろから食事や運動、喫煙や飲酒などの習慣を見直すことが非常に重要です。