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喫煙はあらゆる生活習慣病のリスクファクターに

喫煙 多くのがんや生活習慣病において、男性のほうがハイリスクであることが多い理由の1つに、喫煙率の高さが挙げられます。喫煙は「がん」はもちろんのこと、あらゆる生活習慣病につながりますので、ぜひ禁煙に努めましょう。

40代の喫煙率はまだまだ高い!がん予防のためにも禁煙を

世の中、嫌煙ブームとはいっても、日本はまだまだ先進国の中では喫煙率が高いほうだといえます。特に男性の場合、年々減少はしているものの、30~50代では約40パーセントと高めの水準を維持しています(全体では約32パーセント)。 女性の喫煙率が、10パーセント台前半にとどまっていることを考えると、やはり男性の喫煙率は高いといえるでしょう。

2013年のデータを見ると、もっとも喫煙率が高いのは40代で、41パーセントとなっています。つまり10人中4人が喫煙している計算です。

タバコの健康被害といえば、真っ先に思いつくのは肺がんです。中でも悪性度の高い「小細胞肺がん」は、喫煙との因果関係が深いことが分かっています。

しかし肺がんのみならず、喫煙はあらゆるがんのリスクファクターとなります。たとえば国立がんセンターの研究では、喫煙は肺がんのほか、胃がんや食道がん、すい臓がんなどにおいて「確実」にリスクを上げることが明らかとなっています。

ですからがん予防のためには、何はなくとも禁煙がもっと基本だといえるでしょう。

タバコと生活習慣病の関係

またタバコは生活習慣病のリスクも大いに引き上げてしまいます。 たとえばタバコを吸うと血管が収縮するため、血圧が上がります。そのため正確な血圧測定をする際には、1時間ほどタバコを吸っていないことが条件となるほどです。

また血圧が上がるということは心臓にも大きな負荷がかかりますし、さらにタバコに含まれる一酸化炭素には血中の中性脂肪や悪玉コレステロールを増加させる作用があります。 その結果、血栓ができやすい状態になり、さらに動脈硬化が進むと心筋梗塞や脳梗塞を発症する可能性も高まるのです。 

また喫煙は血糖値の上昇も引き起こすことが分かっていますので、糖尿病のリスクファクターとしても認知されています。特に内臓脂肪が多い人では、脂肪組織から分泌されるアディポネクチンという善玉のサイトカインを減少させるほか、悪玉であるTNFαを増やしてしまうため、インスリンの感受性を悪くしてしまうのです。

つまり喫煙は、がんを含めたあらゆる生活習慣病の大敵であり、やめるに越したことはないものです。もちろん受動喫煙の害もありますので、自分のためにも家族のためにも、ぜひ禁煙にチャレンジしてみてください。