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ピロリ菌の除菌と食生活の改善で、胃がんを予防しよう

胃がんを予防 胃がんは、長らく男女ともにがんの1位に君臨していましたが、近年では減少傾向にあります。それでもまだまだ罹患者数は多く、特に男性の割合が高くなっていますので油断はできません。

胃がんの2大原因は、ピロリ菌と塩分の過剰摂取

2014年現在、男性にもっとも多いがんは肺がんであり、長らく1位だった胃がんは徐々に少なくなっています。胃がんはもともと日本人に突出して多いがんだったため、検査技術が進歩したことや、予防や検診の意識が高まったことが関係していると思われます。

それでもまだ中高年以降の世代では、新たにかかる人の多いがんであることは間違いありません。特に罹患者数、死亡者数ともに女性よりも男性のほうが明らかに多いため、男性は日ごろから意識を高める必要があります。

胃がんの重要なリスクファクターの1つは、ヘリコバクター・ピロリ菌です。ピロリ菌を保菌している人は「萎縮性胃炎」になりやすく、それが胃がんにつながると考えられています。

特に上下水道がまだ完全に整備されていなかったころの水を飲んでいた世代に多く見られますので、現在50歳以上の人は一度、検査を受けることを強くおすすめします。実際、胃がんの患者でピロリ菌を保菌していない人は、ほとんどいないほどです。

そしてもう1つのリスクファクターが、塩分の過剰摂取です。特に和食は、塩やしょうゆ、味噌などの塩気のある調味料を多く使う上、漬物も食卓に並ぶことから、日本人は胃がんになりやすいことで知られています。

中でも塩分と胃がんの関連性は、女性よりも男性において顕著であり、塩分摂取量の多い男性はそれ以外の男性と比べて胃がんリスクが2倍であることが分かっています。

食事では塩分を控えめに、緑黄色野菜をしっかりと

ですから胃がん予防としては、まずピロリ菌の検査を受けること、そして塩分を控えめにすることが重要です。 検査は内視鏡を使わず、息を吹き込むだけでできる方法が普及していますし、保菌が分かった場合は抗生物質で除菌治療を受けられますので、ぜひ一度は検査を受けましょう。

塩分に関しては、特にイクラや練りウニ、漬物や塩辛などを多く食べる人のリスクが高くなっています。これらの塩蔵食品の摂取を控えめにし、味付けも薄めを心がけるなどして胃がん予防に努めましょう。 減塩は、高血圧の予防にも非常に効果的です。

さらに喫煙も胃がんの重大な原因の1つとされていますから、禁煙するに越したことはありません。ただしβカロテンを十分に摂取している男性では、喫煙していても胃がんのリスクが低くなることが判明しています。 βカロテンは緑黄色野菜に多く含まれていますから、やはり野菜の摂取は不可欠だといえそうです。